こんにちは、おなかのーとです。
今回は、滋賀と京都の県境にそびえ立つ比叡山にあり、1994年(平成6年)世界文化遺産に登録された古都京都の文化財のうちのひとつ「比叡山延暦寺」巡拝の旅をご紹介します。
「延暦寺」は、最澄によって開かれた天台宗の総本山で、滋賀と京都にまたがる1700ヘクタールもの自然あふれる山の中にあり、見どころも多く、歴史を感じながら巡拝をすることができます。
広大な土地は「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の3つのエリアに分かれ、100を超えるお堂が点在しています。
我が家は、各エリア間は車で移動し、エリア内は徒歩で移動、3つのエリアを約4時間半で巡拝しました。
こちらでは、前半に「比叡山延暦寺」のの巡拝可能時間や料金などの基本情報と、3エリアのおすすめしたい見どころ、後半は「比叡山延暦寺」への交通アクセス(行き方)について、また、坂本ケーブルカーや比叡山ふもとにある石垣の町「坂本」の町についてもご紹介しています。
世界遺産「比叡山延暦寺」に興味があるけれど、延暦寺がどんなところでどんな見どころがあるのか分からないという方、行ってみたいけれど延暦寺までの交通アクセス(行き方)が分からないという方は是非ご覧ください。
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比叡山延暦寺の巡拝について
「比叡山延暦寺」は、今から1200年前の延暦25年(806年)、滋賀県と京都の県境にそびえ立つ比叡山に、最澄によって開かれた天台宗の総本山で、1700ヘクタールもの広大な土地には、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、北方の横川(よかわ)に分かれ、おおよそ100ほどのお堂が点在し、名僧の修行の場としても有名です。
比叡山にあるこれらの建物は、僧侶側と将軍側の対立から、いくつかの危機を乗り越えてきました。織田信長、明智光秀らによる焼き討ちがあったという説もあります。
世界遺産「比叡山延暦寺」では、山の中に点在する100ものお堂で参拝ができるだけでなく、山からは琵琶湖や京都市内の絶景を堪能したり、山の自然を満喫したり、国宝や国重要文化財を眺めながら、最澄が造り上げた天台宗と、ここで修行を積み重ねてきた名僧との歴史を振り返ったりできる場所です。
巡拝可能時間
東塔地区 並びに山麓 滋賀院 生源寺 | |||
---|---|---|---|
開堂 | 閉堂 | ||
通 年 (1月~12月) |
9時00分 | 16時00分 |
西塔・横川地区 | |||
---|---|---|---|
開堂 | 閉堂 | ||
1月~2月 | 9時30分 | 16時00分 | |
3月~11月 | 9時00分 | 16時00分 | |
12月 | 9時30分 | 16時00分 |
巡拝料金
巡拝料金は3エリア共通1,000円/大人1人、国宝殿は500円/大人1人です。
東塔・西塔・横川共通券 | |||
---|---|---|---|
大人 | 中高生 | 小学生 | |
個人 | 1,000円 | 600円 | 300円 |
団体(20名~) | 800円 | 500円 |
国宝殿(宝物館)拝観料 | |||
---|---|---|---|
大人 | 中高生 | 小学生 | |
個人 | 500円 | 300円 | 100円 |
団体(20名~) | 400円 | 200円 |
国宝殿拝観料と巡拝料のセット価格 | |||
---|---|---|---|
大人 | 中高生 | 小学生 | |
個人 | 1,500円 | 900円 | セット料金は無し |
団体(20名~) | 1,200円 | 700円 |
参考:比叡山延暦寺
巡拝所要時間
「東塔」、「西塔」、「横川」の3つのエリアに分かれた広大な土地にはおおよそ100以上ものお堂が点在していますが、ここの要所要所をお昼休憩約30分込み約4時間半で巡拝しました。
- 東塔1時間半
- 西塔1時間
- 昼食30分
- 横川1時間半
「比叡山延暦寺」へは、前日宿泊の京都から「比叡山ドライブウェイ」を通り、車で移動しました。
4、5時間あれば3つのエリアをまわることができますが、往復の移動時間、宿でくつろぐ時間なども考え、その日は1日比叡山の巡拝と観光にあてました。
比叡山延暦寺のみどころ
東塔、西塔、横川それぞれのみどころを、これから順にご紹介していきます。
東塔(とうどう)の見どころ
東塔のみどころ筆頭に来る場所は、なんといっても「根本中堂」の中で1200年燃え続けている「不滅の法灯」です。また、「大講堂」の肖像画も見ごたえがあります。
開運の鐘と言われる「鐘楼」で鐘をつき、受験生であれば「文殊楼」で合格祈願をしてみてはいかがでしょうか。
- 国重要文化財「根本中堂」にある「不滅の法灯」
- 国重要文化財「大講堂」と中に飾られた名僧の肖像画
- 開運の鐘と言われる「鐘楼」の鐘
- 文殊菩薩が祀られている僧侶修行の場「文殊楼」で合格祈願
根本中堂
「根本中堂」は、国宝に指定され、1200年もの間灯り続けている「不滅の法灯」があり、回廊は国重要文化財に指定されています。
江戸時代に徳川家光によって再建された現在の建物は、2026年まで改修のため全体が白い建物に覆われていますが、中に入り「不滅の法灯」を見ることができます。
「不滅の法灯」は幾度かの災難により炎が途絶えてしまいましたが、山形の「立石寺」から分灯されています。
根本中堂は令和8年(西暦2026年)まで大改修が行われています。
大改修中ですが、参拝は可能です。見学用通路を辿り階段で2階に上がると、屋根の修繕の様子を見ることができたり、根本中堂の短編VTRを見ることもできます。この2階だけは唯一写真撮影許可がおりている場所です。
文殊楼(もんじゅろう)
文殊菩薩が祀られた僧侶の修行の場で、受験生は合格祈願の絵馬に願いを託し奉納しています。
慈覚大師円仁が、中国の文殊菩薩にならって建立しましたが、火災などの原因により何度か再建され、現在は、唐様と和様の折衷様式の建物になっています。
「根本中堂」の目の前の急な階段を上り切ったところにあります。(階段を上らなくても行ける道もあります)
かなり急な階段で、下を見るのが怖いと思う程。
でも、「根本中堂」前の階段下からの眺めが圧巻です。
大講堂
大講堂は、法華経を学び僧侶になる登竜門としても使われるところです。
比叡山延暦寺の「大講堂」も度重なるトラブルや火災で何度か焼失しており、徳川家光再建のものも既になく、現在の建物は、坂本にあり家光によって再建された東照宮の讃仏堂を昭和39年に移築したもので、国重要文化財に指定されています。
壁には天台宗で修行を重ねてきた、浄土宗法然、浄土真宗親鸞など名僧の肖像画が掲げられています。
鐘楼(開運の鐘)
大講堂の前にあり、1人一回50円で自由につくことができる開運の鐘です。
横川の「鐘楼」と同じように、雲型の肘木がとてもかわいい造りです。
阿弥陀堂
延暦寺開創1150年を記念し、1937年(昭和12年)に建立された建物で、ご本尊は阿弥陀如来です。ご先祖様を供養する場として使われています。
阿弥陀堂の前は、どこよりも空気が澄んでいるように感じました。
「阿弥陀堂」の扉の飾りが素敵です。
「阿弥陀堂」まで、階段を上ります。
澄みきった青空に向かって進む爽快感。
階段を上る力がぐんぐんと湧いてくるようです。
法華総持院東棟
阿弥陀堂の隣に建立されたのが「法華総持院東棟」です。
最澄が全国に建立した六カ所の宝塔の中心的な役目をしています。
西塔(さいとう)の見どころ
西塔は、背の高い杉の木々がそびえ立つ静かな場所で、東塔から北に1mのところにあります。
西塔のみどころは、静かな自然と歴史上の人物とゆかりのある場所にふれることができるところです。
最澄が眠る「浄土院」や秀吉が移築した「釈迦堂」二つがつながるお堂の廊下を弁慶が担ったと言い伝えのある「にない堂」もあり、親鸞は、にない堂「常行堂」の堂僧であったと言われています。
- 最澄が眠る「浄土院」
- 豊臣秀吉により移築された比叡山最古の建物、国重要文化財「釈迦堂」
- 弁慶がかついだ廊下だと言い伝えの残る「にない堂」
浄土院
最澄が眠る静かな御廟所です。
釈迦堂(転法輪堂)
「釈迦堂」は、1595年(文禄4年)豊臣秀吉によって三井寺から移築された、比叡山延暦寺最古の建物で、西棟の本堂になり、国重要文化財に指定されています。
にない堂(常行堂・法華堂)
にない堂(常行堂・法華堂)は、朱色の同じ形をしたお堂が渡り廊下でつながっていて、その廊下を弁慶が肩でかついだという言い伝えがあります。
浄土真宗の開祖「親鸞」は「常行堂」の堂僧であったと言われ、近くには親鸞が修行していたとされる「聖光院」の跡地が残っています。
西塔 政所
延暦寺の学問所で、現在は修行の場として使われているようで、一般の立ち入りは禁止でした。
外から見るだけでも趣があり、厳粛な雰囲気がひしひしと伝わってきます。
箕淵弁財天(みのふちべんざいてん)
ここ「箕淵辯財天」だけに、陽がさんさんと降りそそいでいるように感じました。
七福神の中の一人の女神様がいらっしゃいます。今にもご利益を授かりそうなほど光が集まっているところでした。
横川(よかわ)の見どころ
樹木に囲まれた延暦寺の北に位置し、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれ、浄土真宗の宗祖「親鸞」、日蓮宗の宗祖「日蓮」などの名僧が修行した場所です。
3棟の中で最も北側にあり、とても静か。
至る所がもみじでおおわれる秋の横川の美しさは見逃せません。
色鮮やかな朱塗りで舞台造りの「横川中堂」、元三大師の住房で、おみくじ発祥の地でもあり、横川中堂とは対照的に簡素な造りの「元三大師堂」や、恵心僧都 源信(えんしんそうずげんしん)が浄土教の著述に専念したという、絵になりそうな程美しいお堂「恵心堂」です。
- 舞台造りの「横川中堂」と重要文化財の聖観音菩薩
- 元三大師の住房でおみくじ発祥の地「元三大師堂」
- 元三大師と大蛇の神話が残る「龍ヶ池」
- 「鐘楼」のかわいい肘木
- 源信が浄土教の著述に専念した美しい「恵心堂」
横川中堂(よかわちゅうどう)
鮮やかな朱塗りで横川の中心となる大堂ですが、これまで幾度もの災難があり、現在の建物は昭和46年に再建されています。
平安時代に造られたといわれる木造の聖観音菩薩は、幾度もの難を逃れ現在重要文化財に指定されています。
「横川中堂」は、清水寺ほどではないものの、高低差のある場所に造られた舞台造りのお堂で、特に、周りの木々に溶け込むかのように調和した下からの眺めは素晴らしく、ため息が出ます。
元三大講堂(四季講堂)
横川中堂とは対照的で渋い面持ちの「元三大師堂」は、村上天皇の勅命で法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれます。
元三大師の住房で、おみくじ発祥の地でもあります。
元三大師(良源)が1月3日に亡くなったため、「元三大師堂(げんさんだいこうどう)」と呼ばれるようになりました。
このお堂では、今でも申し込みをすると、悩みや相談事を伝え、おみくじをひいていただき、お大師様からお答えをいただけるようです。
「元三大師」が魔者から人々を守るために「角大師」になったというお姿がシンボルになっていて、これが魔除けの護符として今も購入することができます。御朱印にもこのシンボルが入っているようです。
この角大師にぐっと惹かれてしまうのは私だけでしょうか??
龍ヶ池
「元三大師」と大蛇の神話が残る「龍ヶ池」です。
元三大師様が、機転をきかせた対応で、暴れる大蛇を上気分にさせ、最後はみみず程に小さくなった大蛇を閉じ込め退治するという神話です。
なんと、このすぐ側で、道端にみみずを発見しました。
くるっと丸めると手のひらに収まるようなサイズ。
紅葉の深まる秋なのに、道端でみみずとは!
鐘楼
横川中堂を通り過ぎ、目の前の道を直進すると突き当りに「鐘楼」があります。
横川の「鐘楼」が、どことなくかわいい姿に見えるのは、朱塗りの建物であるということもありますが、柱の上にあり、桁と軒を支えるための横木が、雲型の肘木であるがゆえかもしれません。
恵心堂(えしんどう)
浄土宗の開祖「法然」や浄土真宗の祖「親鸞」に影響を与えたといわれる、「恵心僧都 源心(えしんそうずげんしん)」が、極楽往来について記した「往生要集(おうじょうようしゅう)」や念仏の実習書「二十五三味式(にじゅうござんまいしき)」などで浄土教を記したお堂です。
緑に囲まれ静かで、絵になるとても美しいところです。
お堂の中を見ることができないのが少し残念。
比叡山峰道レストラン&展望台
お昼は、「西塔」から「横川」へ車で移動する途中にある、「比叡山峰道レストラン」で食べました。営業時間は10:00〜17:00(ラストオーダー16:30)。
朝9時頃京都市内の宿を出て、東塔を1時間半、西塔を1時間くらいでひと巡りすると、お昼の1時くらいに西塔と横川の間にある「比叡山峰道レストラン」で遅めのお昼休憩ができます。
待ち時間が心配な場合は、比叡山峰道レストラン077-578-3673へ電話での事前予約がおすすめ。
「比叡山峰道レストラン」からの琵琶湖の眺めも絶景です。
大きな大きな最澄像を拝むことができます。
お腹が空いていたので思わずかつ丼を注文しましたが、ここの名物は、お蕎麦とセットの比叡山ごま豆腐や比叡ゆば、生麩などが入った精進料理のあんかけ丼「平和丼」1,200円のようです。
比叡山延暦寺の詳細
名称
電話番号等
TEL:077-578-0001(代)
FAX:077-578-0678
住所
〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
地図
比叡山延暦寺への交通アクセス/行き方
比叡山延暦寺への交通アクセス/行き方は、大きく分けると、①車・②電車+ケーブルカー・③バスの3通りの手段があります。
- 車で行く
- 電車+ケーブルカーで行く
- バスで行く
比叡山延暦寺は滋賀県大津市に属していますが、京都との県境にあるため、滋賀県からも京都からもアクセス可能。
便利なのはやはり車での移動ですが、移動も含めて楽しみたいという方には、景色を堪能できる便利なバスや、電車と日本一長いケーブルカーでの移動もおすすめです。
比叡山延暦寺に車で行く
滋賀から約12kmで車では30分、京都からは約20㎞で45分の距離です。
距離が近いのは滋賀から。
1度目の旅行では車で京都から、2度目の旅行では滋賀からケーブルカーに乗って行きました。
京都市内から比叡山に行くには、京都市内の中心部を通過することがほとんどだと思いますが、朝の8時を過ぎると道が混雑しはじめて渋滞に巻き込まれる場合もあります。
出発地点 | 京都(京都駅) | 滋賀(琵琶湖疎水) | 滋賀(仰木料金所) |
ドライブウェイ | 比叡山ドライブウェイ | 比叡山ドライブウェイ | 奥比叡ドライブウェイ |
料金(小型・普通車) | (往復)1,700円 | (往復)1,700円 | (片道)2,430円 |
距離 | 20km | 12km | 12km |
所要時間(渋滞込み) | 50分 | 20分 | 20分 |
比叡ドライブウェイの運賃割引
琵琶湖展望台に行く場合は奥比叡ドライブウェイの仰木料金所を利用します。
比叡ドライブウェイー奥比叡ドライブウェイを利用する場合、JAFの会員、もしくは比叡山ドライブウェイ公式ウェブサイトから割引クーポン券を入手して提示すると割引が適用になります。
比叡山延暦寺に電車とケーブルカーで行く
電車でケーブルカーの乗り場に近い駅、「京阪石山坂本線 坂本比叡山口駅」か「JR比叡山坂本駅」に向かい、そこからバスに乗ってケーブルカー乗り場へ行きます。ケーブルカーに乗ると景色を存分に楽しめます。※12月2日から3月18日までの冬季期間中は運休となりますのでご注意ください。
滋賀から比叡山延暦寺に行く場合
滋賀県内から坂本ケーブル乗り場に向かう場合は、出発地点がどこであるのかによって「JR比叡山坂本駅」と「京阪石山坂本線 坂本比叡山口」のどちらか便のいい方を使い分けていただくといいと思いますが、JR線大津駅からも、東海道新幹線米原駅からも、その他たいていの場合「JR比叡山坂本駅」を利用するほうが便利です。
新幹線の駅から直接出向く場合は、滋賀県の米原駅を使うより、京都からの方が近くなります。
- JR大津駅4分
- JR山科駅4分
- 徒歩/バスJR比叡山坂本駅徒歩25分/バス7分
- バス停から徒歩ケーブル坂本駅1分
- ケーブルカー比叡山頂11分~15分
JR大津駅利用(大人) | 徒歩 | バス利用(待ち時間除く) |
電車交通費(片道) | 330円 | |
バス交通費(片道) | ー | 250円 |
ケーブル交通費(片道) | 870円 | |
交通費合計(片道) | 1200円 | 1420円 |
所要時間(片道) | 49分 | 31分 |
京都から比叡山延暦寺に行く場合
京都から電車を利用しケーブルカーに乗る場合は、「JR湖西線比叡山坂本」駅を利用する方が乗り換えも少なく、所要時間も少ないのでおすすめです。
- JR京都駅16分
- 徒歩/バスJR比叡山坂本駅徒歩25分/バス7分
- バス停から徒歩ケーブル坂本駅1分
- ケーブルカー比叡山頂11分~15分
JR京都駅利用(大人) | JR坂本駅から徒歩 | JR坂本駅からバス |
電車交通費(片道) | 330円 | |
バス交通費(片道) | ー | 250円 |
ケーブル交通費(片道) | 870円 | |
交通費合計(片道) | 1200円 | 1450円 |
所要時間(片道) | 57分 | 39分 |
電車で「JR比叡山坂本駅」へ
JR湖西線「比叡山坂本」駅から坂本ケーブルの乗り場まで、連絡バスで7分、徒歩約25分です。
坂本ケーブルで比叡山頂へ
坂本ケーブル営業時間
3月~11月8:00~17:30
12月~2月 8:30~17:00
坂本ケーブル料金
大人/片道870円・往復1,660円
小児/片道440円・往復 830円
比叡山延暦寺にバスで行く
時間が合えば、京都駅から比叡山延暦寺バスセンターまで約70分で行ける「比叡山ドライブバス」が便利です。
京都-比叡山頂の所要時間
京都駅ー比叡山頂間「比叡山ドライブバス」の所要時間は約70分です。
京都-比叡山頂の運賃
京都駅-比叡山頂間「比叡山ドライブバス」の片道運賃は、840円です。
京都-比叡山頂 間の時刻表
参考まで、京都ー比叡山頂間のバスの時刻表を添付します(2022年5月1日現在)
平日 | 京都バス | 京阪バス |
京都駅発 | 9:26 | 12:30 |
比叡山頂着 | 10:47 | 13:42 |
比叡山頂発 | 15:05 | 16:05 |
京都駅着 | 16:21 | 17:20 |
土曜・休日 | 京都バス | 京阪バス |
京都駅発 | 9:30、12:30 | 8:30、10:30 |
比叡山頂着 | 10:42、13:42 | 9:52、11:52 |
比叡山頂発 | 11:00、15:05 | 14:05、16:05、17:05 |
京都駅着 | 12:16、16:21 | 15:20、17:20、18:20 |
※12月2日~3月18日までの冬季期間中は運休
※時刻や運賃は2023年5月1日現在のもので余儀なく変更される場合もあります
比叡山内の移動
比叡山の東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)の3つのエリア間の移動には、徒歩の移動もおすすめですが、シャトルバスも利用できます。(12月から3月までは運休)
シャトルバスの所要時間
- 比叡山頂6分
- 東塔1分
- 延暦寺バスセンター3分
- 西塔4分
- 峰道6分
- 横川
シャトルバスの運行時間
比叡山内のシャトルバスの運行は、比叡山頂を出発地点と考えると、朝の9時半発横川行き、夕方16時05分発で、20分~30分ごと、土日祝日、GW(ゴールデンウィーク)期間中は最終が17時05分発15分ごとにバスが出ます。※最終は京都駅行き。
参考:江若交通
シャトルバスの料金
シャトルバスの料金は区間や距離で異なります。
バス停 | 比叡山頂 | 東塔 | 延暦寺バスセンター | 西塔 | 峰道 | 横川 |
比叡山頂 | ー | 250円 | 250円 | 400円 | 550円 | 850円 |
東塔 | 250円 | ー | 250円 | 250円 | 400円 | 700円 |
延暦寺バスセンター | 250円 | 250円 | ー | 250円 | 390円 | 700円 |
西塔 | 400円 | 250円 | 250円 | ー | 250円 | 600円 |
峰道 | 550円 | 400円 | 390円 | 250円 | ー | 450円 |
横川 | 800円 | 700円 | 700円 | 600円 | 450円 | ー |
参考:江若交通
お得なチケット
坂本からのケーブルカーも利用できる比叡山内フリーパスや、3,500円やシャトルバスのみ利用できる比叡山内バス1日乗車券1,100円もお得です。
詳しくは京都バス公式ウェブサイトよりご確認ください。
比叡山に行ったら立ち寄りたい「坂本」
最後にご紹介したいのは、比叡山のふもとにある滋賀県大津市の「坂本」の町です。
「坂本」は比叡山のふもと琵琶湖畔にあり、一帯が国の重要伝統的建物造物郡保存地区に選定されています。
加工しない石を積み上げた穴太衆積み(あのうづみ)の石垣が美しく、比叡山に行ったら是非立ち寄りたい風情ある町です。
坂本の石垣
坂本の石垣は、加工しない石を積み上げた穴太衆積み(あのうづみ)で有名です。
旧竹林院
旧竹林院の3,300㎡に広がる苔の庭園。
以前は延暦寺の僧侶の隠居場所として利用されていました。
フォトジェニックな場所としても有名です。
拝観料は430円。
琵琶湖疎水
京都との連絡船がはしる琵琶湖疎水。
写真はこの春の桜です。
琵琶湖疎水船
京都まで船で移動することもできます。乗船料は、区間と期間で料金設定が異なります。GWや祝日の料金は高値。
乗船するには乗船2時間前までの事前予約が必要ですが、GW,祝日、夏休みなどの繁忙期は満席になってしまいますので、早めの予約が必要です。
所要時間 | 約1時間半 |
乗船料 | 1席2,000円~8,000円 |
参考:琵琶湖疎水船
参考記事
参考まで、京都・滋賀の旅行記と宿泊記をご紹介します。
京都の観光
京都の宿泊先
文殊荘 松露亭
比叡山延暦寺⇔文殊荘松露亭の所要時間は車で約2時間です。
柊家旅館
比叡山延暦寺⇔柊家旅館の所要時間は車で約36分です。
まとめ
滋賀と京都の県境にある世界文化遺産「比叡山延暦寺」のおすすめしたい見どころと延暦寺までの交通アクセスを書き出した旅行記でしたがいかがでしたでしょうか。
比叡山の広大な面積がゆえに「東塔」だけ訪問する場合が多いかもしれませんが、それぞれのエリアにそれぞれの見どころがあります。比叡山の巡拝には、4~5時間の時間枠を確保して、「東塔」、「西塔」、「横川」の3カ所全てをまわってみるのがおすすめです。
さらには坂本ロープウェイ、比叡山ふもとにある「坂本」の風情ある街並みも見逃せません。
これから「比叡山延暦寺」の巡拝を予定されている方、また京都や滋賀への旅行を考えていらっしゃる方に延暦寺の見どころと、延暦寺までの交通アクセスがお伝え出来たなら幸いです。
最澄によって開かれた天台宗の総本山「比叡山延暦寺」。
神聖な空気を味わってみてはいかがでしょうか?
以上、世界文化遺産「比叡山延暦寺」のおすすめしたい見どころと、比叡山への交通アクセスについを書き出した旅行記でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。