こんにちは、おなかのーとです。
今回は、京都の老舗「柊家旅館」(ひいらぎやりょかん)の感動宿泊記です。
趣ある数寄屋造りの建物と、老舗旅館の品格に感無量。
京懐石の美味しさと美しさは、言葉が見つからない程のすばらしさ。
200年の歴史がある「柊家」は、作家の川端康成先生がごひいきにされていた旅館で、これまで著名な方々が宿泊されてきたことでも有名な老舗旅館です。
今回は、宿泊した京都の老舗「柊家旅館」の数々の素敵ポイントをまとめてみました。
写真と共に「柊家」の素敵ポイントをご紹介しますので、京都旅行を考えていらっしゃる方、老舗旅館に興味のある方は是非ご覧ください。
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「柊家」の素敵ポイント5つ
約200年もの歴史ある京都の老舗「柊家旅館」。
文政元年(1818年)に京都で運送業、海産物商を始め、文久元年(1864年)の江戸末期から宿を本業としてきた老舗旅館です。
風情ある数寄屋造りの建物、置いてある古美術品や、お料理を彩る骨董品ともいえる器たちにもお目にかかれました。
「柊家」には、美味しく、芸術的で美しさがある京懐石と、老舗旅館らしい、細やかな気配りのあるおもてなしがありました。
そんな「柊家」の素敵ポイントを5つにまとめましたのでご紹介します。
- 約200年もの歴史と数寄屋造りの建物
- 古美術品や骨董品
- 芸術的な美しさと美味しさが味わえる京懐石
- しっとり飾られた草花
- 細やかな気配りあるおもてなし
約200年もの歴史と数寄屋造りの建物
玄関
夜はしっとりと、朝は天井から明るい光が降りそそぐ玄関です。
漆喰の壁や、木の引き戸、玄関のマットもとても素敵。
来者如帰(らいしゃにょき)の額縁
玄関に掲げられた、来者如来の額縁。
訪問して玄関に上がると、ゆっくりくつろいでいただきたいとお声がけをいただき、「来者如来」の額縁にもそういう思いが込められていると説明してくださいました。
ロビーとして使われている広間と廊下
広間と廊下の重厚感。
旧館の部屋
私たちが宿泊した24号室は二間続きで縁側もありました。
江戸にタイムスリップしたかのような部屋。
朝になると、雪見障子のような窓ガラスから、光が差し込み、庭の緑を眺められる、癒しの縁側です。
古美術品や骨董品
襖(ふすま)
私たちが宿泊した24号室の部屋には江戸時代からの代物という、金色の襖がありました。
躍動感ある様は、その時代を物語っているかのようです。
間仕切り
部屋の入り口に置かれた、シルバーグレーの絹地に、淡いピンクの花模様の間仕切りが、美しすぎます。
鏡台
鏡台にかけられた紺色に金糸の模様が入った布。
素敵です。
火鉢や茶道具
部屋の隅には火鉢や茶道具が置かれています。
ステンドグラス
予約制で利用できる浴室が二つあり、そのうちのひとつには、大正から昭和初期に活躍した工芸家小川三知作の「白川女ステンドグラス」が飾られています。
反対側には清水六兵衛作、清水焼の「金彩魚文タイル」。
ちなみに、もうひとつの浴室は、「漆塗り板壁」の黒い浴室。
カッコイイですね。
しっとり飾られた草花
秋旅行でしたので、秋らしく玄関には鉢植えされたススキが置かれていました。
丸い電気がお月様のよう。
掛け軸と生け花
掛け軸と香炉、花瓶の青磁の色が統一され、しっとりと生け花が飾られていました。
フロント側の廊下の掛け軸や香炉は淡いピンク色。
2階の廊下のはかなげな一輪挿し。
桶に活けられライトアップされた草花。
芸術的な美しさと美味しさが味わえる食事
食事は部屋食も可能でしたが、新館の広間に予約をいれていただき、食事をいただきました。
こちらのご親族の方が設計されたということでした。
大きなガラス張りの窓からはどの位置からも日本庭園が見える開放的で贅沢な和風の広間です。
夜の京懐石
朱色のお盆に黒に金の縁飾りのあるお皿がとても華やかでした。
稲穂や紅葉、銀杏などがちょこっと添えられていて、季節も一緒に味わえます。
始めから終わりまで、芸術的で美しく、とてもとても美味しい京懐石。
極上の京懐石とそれを彩る骨董品級の器は見ごたえがあります。
和朝食
つやつやのお米にお味噌汁。
湯豆腐、お魚やたらこに、りっぱなふわふわの卵焼き。
湯豆腐用の木の器が本格的。アツアツをいただけます。
洋朝食
鮮やかな黄色のオムレツが食欲をそそります。
サラダにヨーグルト、ベーコンやソーセージ、パンやフルーツ、食後のコーヒと、豪華な洋朝食です。
おもてなし
「柊家旅館」では、素晴らしい料理やホスピタリティは勿論のこと、お茶や生け花、お風呂や寝具に至る細々したところまで、最高のおもてなしに出会う事が出来ました。
ホスピタリティ
京都の老舗旅館だけに、敷居の高いイメージがあり、窮屈ではないだろうかと心配でしたが、まったくそのようなことはありませんでした。自由にゆっくりとくつろぐことができます。
きめ細やかな気配りと、温かい対応があり、柊家のこと、京都の事、色々な話もお伺いすることができ、楽しむこともでき、日本の老舗旅館のホスピタリティの高さを感じました。
お茶とお茶菓子
お抹茶の泡はきめ細かく、甘いお抹茶でした。
なかなかこのようにふわふわの美味しいお抹茶をいただけるところはないでしょう。
これで終わりではありません。
煎茶も用意していただきました。
お風呂
宿に着くと部屋のお風呂が用意されていました。
自動温度調整でないのに、ちょうどいい温度。
私たちの到着に合わせてお風呂の用意をしてくださっていたようで嬉しかったです。
高野槙(こうやまき)の浴槽からはかすかにかすかに香る程度の木の香りがします。
肌ざわりがやわらかいお湯は、京都の地下水から汲み上げたもの。
アメニティ
歯ブラシやクレンジング、洗顔など、ひととおり揃っています。
中でも柊の形をした石鹸が香りもよく、かわいらしく印象に残っています。
寝具
ふわふわのお布団の寝心地は最高でした。
枕が角のようにツンと置かれています。やわらかいまくらと固い枕が二つ用意されていました。
アクセス
京都の中心にある「柊家」は、JR京都駅から車で約10分、鴨川や京都御所は徒歩圏内、八坂神社や知恩院までも徒歩約20分ほどの徒歩圏内で、観光にも便利な立地にあります。
私たちは「柊家」から銀閣寺や 比叡山延暦寺まで車で移動しました。
銀閣寺へは車で約10分、比叡山へは車で約30分と、アクセス良い場所にあります。
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まとめ
これまで、京都の老舗「柊家旅館」(ひいらぎやりょかん)の数々の素敵ポイントをまとめ、感動を宿泊記としてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。
老舗の「柊家旅館」のたたずまいからは、歴史が感じられ、美術館のような見ごたえがあります。
また、美しく美味しい京懐石、細やかな気配りあるおもてなしがあり、「柊家」での滞在は、感動の連続でした。
「柊家」は、200年もの歴史があり、これまで国内外の著名な方々が宿泊されてきた格式ある旅館ですが、誰もが気軽に利用できるよう門戸が開かれているように感じました。
以上、京都の老舗「柊家旅館」(ひいらぎや)の数々の素敵ポイントをまとめ、宿泊記としてご紹介しました。
この記事が、京都旅行を考えていらっしゃる方、老舗旅館に興味のある方の参考になれば嬉しいです。
最後までごいただきありがとうございました。