【京都 俵屋旅館】江戸から創業300年余の言わずと知れた老舗旅館

こんにちは、おなかのーとです。

「おなかのーとの旅とグルメ」では、おすすめしたい旅行プラン、宿泊してよかった宿やホテル、食事がおいしかったレストランなどをご紹介しています。

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さて、今回は2023年の秋の京都旅行の宿泊記です。

京都を代表する老舗旅館「俵屋旅館」をご存じですか？
江戸時代から続く創業300年余り京都の言わずと知れた老舗旅館。

国内外から著名人がお忍びで訪れる場所としても有名です。

集客用のホームページは存在せず、唯一存在する旅行会社の予約サイトからわずかな情報を読み取るしかない状況、繁忙期、土日祝日の予約は半年先まで埋まっていて、人気がある旅館ということが見て取れます。

さて、この「俵屋旅館」。
どんなお宿だったでしょうか？
部屋の様子や食事の内容、身の回りのお世話をしてくださる仲居さんはどんな方だったでしょうか？

詳しく知りたいという方は是非引き続きご覧ください。

「俵屋旅館」はどんな旅館？

創業から300年余りの歴史ある俵屋旅館。
明治時代に建物は一度火事で焼失していますが、歴史ある、京都、日本を代表する由緒ある老舗旅館です。

国内外からの著名人も宿泊するというこの旅館は、元アップル最高経営責任者のなスティーブジョブス、ハリウッドスターのトムクルーズも宿泊したという噂があることでも有名。

ホームページは持たず、取り扱いしている旅行会社は1社のみ。

有名人、著名人たちが、伝手で宿泊するような旅館？
老舗旅館だけに一見さんお断り？

そんな少しミステリアスなところもある「俵屋旅館」。

実際はどんな旅館だったでしょうか？

↓

「俵屋旅館」は、風情あるたたずまいと、手の込んだ美味しい京懐石、包み込まれるように眠れるふかふかの寝具、優しく温かいお人柄の仲居さんのいる、とても素晴らしい宿でした！

もちろん、伝手のみの方しか受け入れられないだとか、一見さんお断りということもありません。

素敵な旅館で旅館から許可もいただきましたので、この記事で是非ご紹介させてください。

まずは建物や部屋の様子、次に食事、最後に「俵屋旅館」のおもてなしや予約方法について、写真多めでご紹介します。

写真が多いので、サラサラ閲覧でき、なんとなくこんな旅館だということが分かると思います。

これから京都旅行へ行く予定の方、京都の老舗「俵屋旅館」に興味のある方は是非ご覧ください。

「俵屋旅館」の建物

入り口

江戸時代中期に建てられ、明治の火災で一度立て直しをしている歴史を感じる風情ある建物です。

灯篭

迫力のある入り口手前の灯篭。
年季の入った木がいい味をかもし出しています。

玄関

石の床、木の格子戸、そろえて置かれた木のサンダル。

このうえなく美しい玄関です。
手前は吹き抜けになっていて天井はありません。
慣わしで毎日打ち水をしているとのことでした。

玄関を上がると美しい金屏風。
実物はそれはもうすばらしく美しさに圧倒されます。

中庭

旅館の中はちょっとした隠れ家のようでわくわくします。
中心付近にある中庭は吹き抜けで、こちらもオープンエアー。
雪が降る中庭も見たくなります。

高麗洞（本の部屋）

高麗洞という本を自由に閲覧できる部屋があります。

天井に頭がついてしまいそうなほど低く、骨董品が置かれていたり、普段目にしないような貴重な本があったり、自然と胸が躍るような空間です。

廊下

部屋の前の廊下。
絨毯はレトロな柄で鴨の模様。

「俵屋旅館」の部屋

私たちが宿泊させていただいた部屋は「竹泉」という和室8畳+踏込みのある部屋。
網代天井というのでしょうか、木の皮が編み込まれたような天井が優雅です。

布団

ふわふわの布団の横から見た断面はおそらく30cm以上。
掛け布団カバーは綿素材で肌ざわりがよく、淡いサーモンピンクの色がかわいらしい。

布団の中に入った瞬間の綿にふわっと包まれるような感覚。
寝床が変わるとたまにおきる軽い筋肉痛のような症状とも今回は無縁でした。

「俵屋旅館」の寝具は違います！

縁側と庭

11月初旬の旅行で、京都市内は場所によって既に紅葉が始まっていますが、部屋からは青々とした紅葉を見ることができ、縁側からの眺めが素晴らしかったです。

水がめの苔と勢いの良い青々としたシダが芸術的です。

掛け軸と生け花

掛け軸は江戸時代や明治時代からのものが交互に飾られるのだそうです。
素敵な花器に飾られた生け花。

掘りごたつ式の机

確か…寒くなると掘りごたつになるとおっしゃっていたような気がします。
座椅子は藤製品、カーブがいい具合に腰を支えてくれる座り心地の良い座椅子です。

お風呂

京都特有の高野槙のお風呂。
お水は京都の地下水を利用した水。
柔らかい水で肌がきしみません。

洗面所

洗面所には、歯ブラシ、シャンプー、リンスなど、ひと通り揃っています。

「俵屋旅館」の小物

浴衣

浴衣、帯までかわいい。
足袋靴下は履いた後お土産にいただけます。

浴衣の他に寝巻もあります。
前がはだけないので、寝る前はこちらに着替えました。
さらっとした肌ざわりが気持ちいい。
女性用はレース付き、男性用は丸襟でボタン付きでした。

スリッパ

スリッパはフエルトのような素材でやわらかくて軽い。
そしてなによりも色と俵屋のロゴがかわいい。

お茶セット

かわいい茶器でいただけるお茶は、番茶と緑茶の用意があります。

旅館内売店

スリッパやパジャマ、旅館で使用しているアメニティーなどが売られています。

私も、いい香りで人気のある石鹸を購入しました。

「俵屋旅館」の食事

旅行の一番の愉しみといえばやはり食事。

京都の老舗旅館であればなおさら、どんなお料理が、どんな器で出てくるのだろうかというところはとても気になります。

詳細は別記事を作成予定ですので、一部をご紹介します。

お着き菓子

わらびもち
お迎えの和菓子はトゥルントゥルンのわらび餅。

夕食

夕食は、先附と茶わん蒸しに始まります。

お刺身は生姜でいただくお皿と、わさびでいただくお皿とに器が分かれていました。

華やかな絵柄のお皿にはタイのお刺身、フグのお刺身には土物の風合いあるお皿。
お皿の組み合わせ方もお洒落です。

また、お刺身が美味しい！
お刺身の切り方や盛り付けも美しい！

美味しいお料理を、このような古典柄で繊細な柄と色合わせがされているお皿でいただけることがとても貴重です。

こうしてお料理をいただくと、京都の老舗旅館に来たという実感が湧いてきます。

朝食

朝食は、私がオムレツの含まれた洋食、主人は湯豆腐の含まれた和食にしました。

「俵屋旅館」のおもてなし

国内外の数々の著名人を招いてきた老舗旅館のおもてなしが気になりませんか？

主には仲居さんが、到着してからの部屋の案内、食事の説明やお膳の上げ下げ、お会計など、宿泊に関わるほぼ全てを対応してくださいます。

おもてなしは、さすが「俵屋旅館」でした。

老舗の高級旅館でありながら、私達の対応をしてくださった仲居さんは、気さくでとても温かいお人柄。当たり前かのように、宿の事、お料理や器、京都や観光などの知識があり、お話ししやすく心地よく過ごすことができました。

仲居さんのお人柄に惹かれて再来する方も多いのではないでしょうか。

温かいおもてなしのある「俵屋旅館」。
さすがです！

「俵屋旅館」の概要

住所	京都市中京区麩屋あ地御池下ル
電話番号	075-5566-5567

「俵屋旅館」の予約

さて、どんどん「俵屋旅館」に惹かれていってますという方、宿泊を考えている方向けに、宿の予約についてご説明します。

「俵屋旅館」の宿泊予約は、旅館に直接電話する、もしくは旅行会社JTBから予約をするという方法の二択です。

JTBが1日に予約できる枠は、固定の2部屋のみ。
また、JTBの予約サイトからは2名までしか予約枠に入れることができません。

一方俵屋旅館で直接予約する場合は、ベットの希望、家族構成など、空きがあれば要望に応じてもらえます。

俵屋旅館に直接電話で予約する

電話で、直接宿泊する部屋などの相談ができます。
俵屋旅館電話番号 075-5566-5567

旅行会社経由で予約する

予約できる旅行会社は2024年2月現在、JTBの1社のみです。
飛行機や新幹線、レンタカーをまとめて取る場合など、忙しい方はこちらが便利です。

おわりに

これまで、創業から300年余り、京都を代表する由緒ある俵屋旅館のご紹介をしてきましたがいかがでしたででしょうか。

国内外からの著名人も宿泊するというこの旅館は、見る物すべてが国宝級の美しさ。
日常で、口にすることができないような繊細で芸術的な懐石料理を素敵な器でいただくのはこのうえのない幸せです。そばでお世話をしてくださった優しい仲居さんの存在は、この俵屋旅館の価値をさらに高めているような気がしました。

京都の老舗俵屋旅館のふかふか寝具に包まれてぐっすり眠れば、身体の疲れや悩みなど吹き飛びそうです。翌朝はそんな深い眠りからの爽やかな目覚めでした。

今回は、京都の老舗「俵屋旅館」で風情を感じ食を楽しみ包まれるようにぐっすり眠るという、そんな最高の贅沢をしてきました。

江戸から創業300年余の言わずと知れた京都の老舗「俵屋旅館」。
大人の旅行で利用してみてはいかがでしょうか？

もしみなさまのおすすめの旅先などありましたらメッセージください。
お待ちしております。

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よろしければ別記事もご覧ください。
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