ひとつの島にひとつだけあるという宿に興味はありませんか?
和歌山県那智勝浦にある「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」は、全室オーシャーンビューで、360°おだやかな海に囲まれた、この島に唯一ある温泉宿です。
「中の島」まで送迎船で向かう特別感とワクワク感、目の前に広がる海、海と一体になれるインフィニティ温泉、クオリティの高い食事は、どれもスペシャルに思えるものばかり。
和歌山の世界遺産「熊野三山」へのアクセスもよく、観光の拠点として利用できるうえ、大人がラグジュアリーに過ごせる場所としてもおすすめの宿ですが、お子様連れでも楽しめて、受け入れてもらえる宿です。
今回は、この「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」のご紹介です。前半は宿について、後半はアクセス、観光などの補足情報をお伝えします。
特別感とワクワク感のある「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」が気になるという方、和歌山の世界遺産「熊野三山」の旅行を考えているという方は是非ご覧ください。
「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」のおすすめポイント
早速ですが、「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」のおすすめポイントをまとめましたのでお伝えします。
- 特別感とワクワク感のある宿
- 品数が多くクオリティの高い料理
- 最高のサービスに抜群のホスピタリティ
- 世界遺産へのアクセスの良さ
宿の様子やクオリティの高い食事、サービスや観光アクセスについて順にお伝えしますので引き続きご覧ください。
「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」とは
宿泊した「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」は、約80年の歴史があり、2019年にもともとあった「潮聞亭」をリニューアル、新館「凪の抄」が増築されています。そのため建物はとても新しくてキレイだという印象を受けました。
宿は360℃おだやかな海に囲まれた全室オーシャンビューで、インフィニティな露天風呂や、自由に利用できるラウンジがあります。
また、地元和歌山の食材をふんだんに使った料理は、いい食材を使い、高い技術で作り出される絶品もので、高いクオリティが味わえます。
NIKKEIプラス1なんでもランキング「絶景風呂 空も海も一つに」で全国第一位に選ばれている、知る人ぞ知るおすすめの宿です。
宿泊施設と設備
送迎船で宿へ
那智勝浦JR紀伊勝浦駅そばの、宿専用送迎船待合場所に行き、目の前の船着き場「勝浦港」から宿のある「中の島」まで送迎船で向かいます。
静かな海だということと、船長さんの操縦が上手だということもあり、船はさほど揺れません。
船酔いが心配でしたが、乗船時間は約5分、全く問題ありませんでした。
船を乗り場に着ける時も、そーっと丁寧に乗り場に着けてくれているのがわかりました。
南海鉄道が母体の会社であるという繋がりから、港からホテルまでの専用船に乗る際には昔懐かし紙の切符が手渡されます。キーホルダーはくじらの町ならではのくじら型。
エントランス
船を降り、入口に向かいます。
約80年の歴史ある宿ですが、2019年にリニューアルされたばかりの宿です。
エントランス前の緑の芝生と白い積まれた石はモダンで、濃いグレーの建物とのコントラストがとても素敵です。
ラウンジ
昼間のラウンジ
日中は大きい窓から光が差し込む明るいラウンジ。
座り心地のいい椅子に座り、お茶をいただきながらチェックイン。
夜のラウンジ
夜はがらっと雰囲気あるラウンジに様変わりします。
ラウンジで、食後にコーヒーやお酒を飲んだりできるように、フリーラウンジのサイドテーブルには、和歌山の梅を使い造られた中野梅酒やエスプレッソマシーン、チョコレート、スナックが置かれています。
4月はテラス席も気持ちのいい季節。外はライトアップされていて、雰囲気もあります。
レコードがあり、アナログの音を耳にすることもでき感動しました。
大好きな辻井伸行さんのピアノをCDで聴いたりオールディーズのレコードをかけたり。
おしゃれで雰囲気あるラウンジです。
潮聞亭和室コーナーの部屋
我が家が宿泊したのは「潮聞亭和室コーナー」の部屋。
和室12畳+4畳、定員6名の部屋です。
障子を開ければ見渡す限りの絶景。
部屋のすぐ目の前は海、真下も海です。
内海で、耳をすますと聞こえてくるくらいの静かな波の音が心地いい。
インフィニティな露天風呂
海に溶け込むインフィニティな露天風呂。硫黄が含まれ、冷えや、皮膚に良い効果をもたらす泉質。後ろの岩の洞窟からザッバーン!ザッバーン!と波が岩に打ち付けられる音が聞こえてきます。
露天風呂は日替わりで男女が入れ替わります。屋内に大浴場もあります。
とても開放的な露天風呂なので、湯あみが必要です。和歌山の名物くじらのワンポイント入り。
脱衣場も広くてとてもきれいです。
写真を撮り忘れましたが、お風呂にはシャンプーバーがあり、好きな香りのシャンプーとリンスを6種類くらいの中から選ぶことができます。
私はお風呂に行くたびに違う種類を選んで楽しんでいました。
レトロな廊下
お風呂に行くには、ワクワクするようなレトロ感あるトンネルのような通路を通ります。
ロビー
お風呂の後は、ダイニングの隣にあるロビーでくつろぐ事ができます。
ロビーにはフリーのコーナー。コーヒーやレモン・ハーブのお水を飲んだり、アイスを食べたりできます。
中の島の散策
遊歩道や足湯がある中の島の散策もおすすめです。
クオリティの高い食事
ダイニングでは地元和歌山の食材を使った豪華な絶品グルメを堪能できます。
質の高い食材にメニュー、ダイナミックであったり、細やかであったりする料理と盛り付け、行き届いたサービス、どれもがとても素晴らしかったです。
夕食
食前酒
かわいいピンク色が鮮やかな梅の食前酒。
前菜
梅鯛けんちん焼き、筍木の芽和え、穴子八幡巻き、トコブシ旨煮、柚子ふくさ焼き、一寸豆黄身揚げ、黒胡麻豆腐
前菜は、ひとつひとつがとても丁寧でどれもこれも美味しい品々でした。
お造り
梅真鯛 鮪 モイカ 車海老 雲丹
水色のお皿にグリーンの葉っぱ、オレンジの中に盛られたお刺身は、ぱっと目を引く鮮やかさ、どれも新鮮で美味しかったです。
クジラの刺身
絶品です!
こんなに美味しいくじら肉は初めて食べました。
日本では2019年に捕鯨に関する法改正もあり、十分な資源が存在することが明らかになっているくじらを対象とし、捕獲可能量を定めた上での捕鯨業が再開されました。
くじら肉には血管障害の予防に有効とされる多価不飽和脂肪酸が多く含まれているようです。
今回は美味しく栄養価も高い貴重なくじら肉を食べることができる機会に恵まれました。
お凌ぎ(おしのぎ)
那智勝浦産まぐろの手毬寿司
ちょうどごはんを食べたいと思っていたタイミングで出てきた手毬寿司。
まぐろの産地、那智勝浦産まぐろを食べたのは初めてかもしれません。
はえなわ漁法による生まぐろの生産日本一の勝浦漁港そばにある宿だからこそ、より新鮮でいいまぐろが手に入るのかもしれません。
漁り火(いさりび
活鮑バター焼き 和歌山の名手酒造の酒蒸し
肉厚で立派な活鮑をテーブルの上にある卓上コンロでジュージュー焼きます。
肉厚だけど柔らかくて、私が今まで食べた鮑のなかで、ダントツトップに君臨しました。
これは、王様あわびと呼ぶことにします。
焼き物
熊野和牛ロースの陶板焼き 万願寺唐辛子 南瓜
なんて上品できれいなサシ!
極上の熊野和牛でした。
卓上コンロでさっと炙り、さっぱりしたタレと一緒に美味しく美味しくいただきました。
台のもの
生鮪のミニカツレツ ポン酢添え
ミニカツレツは、外側は香草の入ったパン粉でさっくり、中身は生まぐろです。
ポン酢と合います。あと10個くらい食べれそうと思う自分が怖くなりました。
お食事
真鯛と紀州南高梅を添えた色川茶のお茶漬け
贅沢なお茶漬け。
美味しくないわけがないです。
お茶をかけるがもったいない気がして、半分くらいはそのままいただきました。
デザート
ミルクよせ。
和食の後のするっといただけるデザートは最高でした。
朝食
朝食も豪華で端から端まで美味しい!
サブトレーに載っているマグロ、サラダ、南高梅は、ビュッフェ形式で自分で好きなだけ選び持ってこれます。
豆乳スムージーはレシピを教えてもらいたいくらい美味しく、ビュッフェのサラダはみずみずしくとても新鮮でした。
そして絶品、和歌山名産のまぐろと梅干し!
どれも美味しく、朝食も大満喫です。
あたたかいサービスとホスピタリティー
ここ「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」の方々は、あたたかい方々ばかり。
宿までのアクセス、料理のこと、観光のこと、何でもお伺いでき、どの方もとても親切でした。
きちんとしていながらも、気楽に話ができる距離感はうれしいですよね。
「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」詳細
住所
〒649-5334 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1179-9
電話
0735-52-1110(カーナビ入力)
地図
「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」の予約
我が家はその時にポイントを貯めていたJTBで予約しましたが、各旅行会社のウェブサイトから申し込み可能です。
それぞれのサイトの検索窓で「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」と入力してください。
楽天トラベルは0と5の付く日、お買い物マラソンでの申し込みがお得です。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」への所要時間
「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」は、ラグジュアリーな宿でありながらも、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」へのアクセスがよく、便利な立地にあります。
参考まで、宿から世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」への大まかな所要時間をまとめました。
結論としては、車が非常に便利でおすすめです!
レンタカーを借りる場合は早めの予約がおすすめ。
検索する限り、沢山のメーカーや車種の取り扱いがあり、料金も最安値で借りられそうなレンタカー会社はじゃらんレンタカーと楽天トラベルのレンタカーです。
車で移動
「熊野本宮大社」まで約1時間
「熊野速玉大社」まで約20分
「熊野那智大社」まで約20分
「熊野古道 大門坂」まで約10分
バスで移動
JR紀伊勝浦駅から、熊野御坊南海バスが、朝6時から夕方の6時くらいまで1時間に1本出ています。
時間を合わせて観光するといいですね。
タクシーで移動
クリスタルタクシー、熊野第一交通では、観光タクシーのプランもあり、例えば那智の滝までの1時間で約1万円、熊野三山巡りが約3~5万円であるようです。
レンタサイクル
ちゃりんこなっちゃんでは、JR紀伊勝浦駅那智勝浦観光センターで3時間1,500円から2,000円で貸出をしているようです。
私たちの旅ルート
参考まで、私たちの旅ルートをご紹介します。
今回、私たちは、東京から陸路を車で移動しています。
三重と奈良にそれぞれ1泊、和歌山の世界遺産、高野山に1泊してから、熊野三山を拝み、紀伊半島を約7時間かけて南下しながら、那智勝浦の小さな港「勝浦港」まで車を走らせました。
那智勝浦に到着したら勝浦港にある宿専用の駐車場に車を停め、ここからは、送迎船が宿のある「中の島」まで送り届けてくれます。
日程
1日目(三重/津)
1日目は宿泊のみです。食事をした駅前の韓国料理のお店が美味しかったので記事にしています。
2日目(奈良/市内・吉野)
奈良で吉野の桜を見ました。
3日目(和歌山/高野山)
3日目は和歌山の高野山へ移動しました。
4日目(和歌山/熊野三山)
熊野古道をドライブしながら那智まで南下しました。
熊野の世界遺産観光スポット
私たちが立ち寄り参拝してきた、熊野の世界遺産は、熊野本宮大社・熊野那智大社・大門坂です。
熊野本宮大社
「熊野那智大社」
「那智の滝」
「大門坂」
5・6日目(三重/伊勢志摩)
伊勢神宮を参拝ました。
まとめ
これまで、和歌山県那智勝浦にある、全室オーシャーンビュー、360°おだやかな海に囲まれた「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」の魅力をお伝えして参りましたが、いかがでしたでしょうか。
海と一体になれるインフィニティ温泉、クオリティの高い食事、自由に利用できるラウンジなど、どれもスペシャルに思えるものばかり、勝浦港から宿のある「中の島」まで送迎船で向かう特別感とワクワク感もたまりません!!
和歌山の世界遺産「熊野三山」へもアクセスがよく、観光の拠点としてもおすすめの宿です。
この宿のおすすめポイントは4つ。
- 特別感とワクワク感のある温泉宿
- 品数が多くクオリティの高い料理
- 最高のサービスに抜群のホスピタリティ
- 世界遺産へのアクセスの良さ
アクティブに観光を楽しみたい人も、ラグジュアリーな滞在を楽しみたい人もきっと満足できるおすすめの宿泊先です。
一度訪問されてみてはいかがでしょうか?
以上が「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」のご紹介でした。
この記事が「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」が気になるという方、和歌山の世界遺産「熊野三山」の旅行を考えているという方の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。