奈良ホテルについて
クラシックで格式ある老舗の「奈良ホテル」。
檜造りで瓦葺きの屋根。表玄関を支える大きな柱が特徴的です。
西の迎賓館ともいわれ、明治時代に建設された和洋折衷の建物で、東京駅を設計した辰野金吾氏により設計されました。
建物だけでなく、ホテル内の調度品も見ごたえがあり、レストラン内も落ち着くアンティークな雰囲気に囲まれています。
皇室御用達で、皇室の方々のみならず、国賓の方々、アインシュタインやヘレンケラー、オードリーヘップバーンなどの著名人も利用したことがあるホテルです。
気品漂うクラシックな洋館のアンティークに囲まれた食事は格別ですよ。
まだ「奈良ホテル」に出向いたことのない方は是非ご覧くださいませ。
メインダイニングルーム「三笠」
「三笠」のおすすめポイント3つ
メインダイニングルーム「三笠」では、ホテル伝統のフランス料理が味わえます。
広間は高い天井に明治の風格があり、使い込んだ重厚感あるシルバーに、上品な白いお皿にも癒されますよ。
こちらでは「奈良ホテル」のメインダイニングルーム「三笠」での食事の様子をお伝えします。まだ出向いた事のない方は是非ご覧ください。
その前に、勝手ながら、私の主観で「三笠」のおすすめポイント3つを選ばせていただきました。
参考にしてみてくださいね。
- 「奈良ホテル」伝統のフランス料理が味わえます。
- 気品漂うクラシックな洋館のアンティークに囲まれた中で食事ができます。
- プラス5千円で3グラスのカップリングワインがとってもお得です。
夕食
メニュー
キハダマグロのマリネ・紅くるりのヴィネグレットとタプナード
素材の邪魔をしないシンプルなヴィネグレットソース、いわゆるフレンチドレッシングに、皮も中身も赤い紅くるりという大根を使って薄ピンクに彩られたソース。さくら色です。
これに、オリーブの実を細かく刻み、半分ペースト状にしたタプナード(写真左上)も。
この味を付け加え、途中から味を変えて食べられるのが嬉しい。香りもよく、パンつけて食べても美味しかったです。
パン
細長いパンはフィセルコンプレという小麦粉と全粒紛を合わせて焼き上げられたもの。固いパンで、噛めば噛むほど味が出ます。
丸いオリーブのパンは外は少し張り感がありますが、中はやわらかく、香り高いパンでした。
使いやすいLUCKYWOOのシルバーやノリタケ社製のお皿はアンティーク風です。
お皿にはシルバーの縁取り、更に内側には白く控えめで上品な柄が、更に2本の動きの違うシルバーのラインが入っていました。
使うのがもったいないくらい、素敵なお皿が運ばれてくることもありますよ。
この写真はお皿まで丸ごとお気に入りです。
じゃが芋のポタージュ ミルク泡とクルトン
スープにミルクのふわふわな泡をかけたこのもうひと手間が、スープを口に入れた後の触感を二度楽しめました。
鰆とホタテ貝柱のポワレ
ソースは、香りだけでも満足してしまいそう、リッチなオマールビスクのソースとハーブです。
付け合わせにスナップエンドウとカリフラワー、アクセントはオリーブのパウダーで上品な仕上がりに。
北海道産牛フィレ肉の低温ステーキ
口当たりのいい、北海道産のやわらか~いお肉で、とても美味しくいただきました。
ステーキのソースは、少し甘辛い味付けのベースにお洒落なフランス産マスタードが加わり、
付け合わせの少し苦味のある春の野菜ゼンマイとの相性が抜群でした。
ガトーショコラとバニラアイスクリーム
温かいベリーのソースがたっぷりかかり、春らしく華やかなデザート。
肌寒い春の夜、アルコールでほてった身体を冷たいアイスで冷やしすぎないよう温かいソースにしてくれたのかと思うくらいその日のその時に欲していたデザートでした。
ソースの温かさで冷たいアイスがちょっと溶けるところを食べるのってすごくいいですよね。
華やかに夕食を締めくくりることができました。
注文すべきお得なカップリングワイン!
ソムリエの方がその日のお料理に合わせ選んでくださるセットワインはオプションで注文できます。
・「シャンパン」「白」「赤」の3グラスワインセット5,000円(税金・サービス料込み)
銘柄の指定は出来ずお任せになりますが、ワインに特別にこだわりがなく、お任せした方が楽だしお得感があると思います。
お得に、程よくお酒を飲みたい方に、カップリングワインはおすすめですよ。
朝食
洋食と和食の選択があり。
その中でも洋食では「プレーンオムレツ」「フレンチトースト」「エッグベネディクト」「豚肩ロースステーキ」の中から選ぶことができます。卵は奈良県産の大和なでしこが使用されています。
エッグベネディクト・奈良ホテルスタイル
私は「エッグベネディクト 奈良ホテルスタイル」をお願いしました。イングリッシュマフィンには卵、ベーコンの上にたっぷり奈良漬けが刻みこまれたタルタルソースがのっていました。
カロリーは高そうですが、なぜかカロリーの高いものってとっても美味しいんですよね。
洋食のコースにはこれ以外にシュース、コーンフレーク、サラダ、フルーツ、ヨーグルト、パンもつくとても豪華な朝食です。
パンは温かく柔らかかったです。
和定食
和食は焼き魚で、色とりどりの副菜がたくさんついたヘルシーなメニューでした。
今回白米を選んでいますが、お好みで人気メニューの茶粥を選ぶことができます。
アクセス
奈良の駅からは距離が少しありますが、観光には便利で、「奈良公園」や「東大寺」、「興福寺」、「春日大社」など、世界遺産まで徒歩10分以内であるところも選ぶ時の大きなポイントです。
電車
JR奈良駅から徒歩25分、奈良交通バス15分、タクシー8分
近鉄奈良駅から徒歩15分、奈良交通バス8分、タクシー5分
車
名古屋方面から名阪国道天理ICより約20分
京都方面から京奈和自動車天理ICより約20分
大阪方面から第二阪奈有料道路宝来ランプ出口より約20分、西名阪自動車道天理ICより約20分
まとめ
明治の気品漂うクラシックな洋館、「奈良ホテル」♦三笠♦についてお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
伝統的なフランス料理とお得なカップリングワインを愉しみ、食事の後は、ホテルの部屋、ロビーやラウンジゆっくりくつろいでもいいですし、広い庭園を散歩してもいいと思います。
是非、皇室御用達で国賓、著名人の方々が利用されてきた歴史にも納得の、格式ある「奈良ホテル」のサービスも堪能してください。
「奈良ホテル」の♦三笠♦での食事は、カップルでも、家族でも、お一人様でも、きっと愉しめると思いますよ。