【吉井旅館】岡山倉敷の「老舗割烹旅館」ならではの料理とたたずまい

今回は、岡山倉敷の美観地区にある老舗割烹旅館「吉井旅館」の宿泊記です。

情緒あるたたずまいで落ち着いた雰囲気の旅館です。

そんな雰囲気の中でいただくおもてなしのお料理は、この地域ならではの瀬戸内で獲れた食材も味わうことができ、とても美味しく充実度の高い宿泊でした。

前半は「吉井旅館」のおすすめポイントや魅力について、中盤に気になる老舗割烹旅館での食事、後半は部屋や建物内を3部構成でご紹介していきます。

岡山倉敷に旅行予定の方、老舗割烹旅館が気になるという方は是非ご覧ください。

吉井旅館のおすすめポイント３つ

吉井旅館は、倉敷美観地区内にあり、江戸時代に民家として建築されたもので明治時代から旅館として使われている老舗旅館です。

美しく飾られたおもてなしの料理は、とても美味しく満足度高いものでした。

旅館の徒歩圏内には数寄屋造りの建物や白壁のお屋敷、倉敷川沿いには柳並木が連なり、街歩きが手軽に楽しめます。

倉敷の美観地区内にある趣のある宿で美味しいお料理を愉しみたい方であれば満喫できるおすすめの老舗旅館ですよ。

おもてなし感あふれる割烹料理

旅館に宿泊する醍醐味は、その宿の料理ではないでしょうか？

今回は我が家の期待を裏切らなかった老舗旅館の割烹料理を写真と共にたっぷりとお伝えしていきます。

夕食

前菜

筍木の目和え、鳥賊蕨（わらびイカ）、海老チーズ、小芋田楽、鴨旨煮

春をいっぱいに感じられる食材、夕食なので落ち着いていて上品な薄紫の和紙に置かれた前菜は、どれも美味しくて、気が遠くなりそうな程手が込んだものばかり（作れる訳ではありませんが想像だけ）。桜の葉の形に型どられたゆり根も可愛い。

海老の尾節が突き立てられ、尾が花開くように飾られているのを皆で感動している矢先、その下にある料理長さんお手製のスモークチーズが我が家では大ヒット。香りがよく味も上品で美味しくて感動ものでした。

造里

ベラタ（穴子の稚魚）、鯛（タイ）、鰆（サワラ）、蛸（タコ）

初めて食べた、穴子の稚魚（ベラタ）は弾力がありつるんとしていて美味しく、鯛や鰆ももちろん美味しいのですが、特に、瀬戸内海の小島から届いた蛸の美しくスライスされた薄さと美味しさに感動しました。

お造りのプレートも、山芋が桜の形に型どられ、周囲がピンク色に染まっていて、お刺身からも春の訪れが感じられました。

椀物

蛤真丈、ままかり

なんて美味しい蛤真丈。弾力があり食べ応えあり、美味しさがぎゅっと詰まっていました。ひし形でかわいらしく、春らしくゼンマイや筍のトッピングにと細部にまでぬかりありません。

そして、岡山の郷土料理であるニシン科の魚、ままかりの酢漬けがまた絶品でした。骨までやわらかく、味がしみ込んでいて美味しい。酸っぱすぎず、甘すぎず、絶妙なお味。こちらはお取り寄せができたので早速お願いしました。

焼き物

甘鯛バター焼き

食材が贅沢すぎますよね。

甘鯛には菜の花のトッピング。そしてやわらかい味の菜の花のソース！

肴

和牛たたき

美味しすぎる和牛のたたき。特製のタレをつけて美味しさはマックスです。

油物

白魚磯辺揚げ

お腹いっぱいになってきた頃合いでしたが、かりっとしていて、気分転換になる白身魚の磯辺揚げ、海苔の香りも楽しめとても美味しかったです。

蒸物

桜蒸し

桜の葉に包まれた白身魚の蒸し物は、香りもよく、小エビのお出汁も効いていてとても美味しい。お腹いっぱいでも、ふわっとしていて、するっと食べれてしまうから不思議。

食事

じゃこ飯、香の物、赤出汁

最後の赤出汁は身体にじーんときました。

水物

苺ムース

やさしい味の苺ムース。上には岡山名物のきび団子がのっていてお茶目です。

飲んだお酒のメモ

お酒のカンパイキャンペーンが開催中(2022.04）で、上限があったと思いますが、飲み物によっては50%引きくらいになりました。なんてありがたい！

ビール

倉敷ビール/アルト

日本酒

森田酒造/吉井純米吟醸、丸本酒造/竹林（ちくりん）純米大吟醸

朝食

朝も豪勢です。

またまた素敵な器で登場の湯豆腐。

お部屋

私たちが宿泊した躑躅（つつじ）というお部屋は掛け軸や百合の生け花も素敵で心落ち着きます。

襖

襖がスモーキーなオレンジピンクでとてもかわいいです。

庭

縁側近くにはとてもめずらしい水琴屈（すいきんくつ）と呼ばれる、地中に作られた空洞に水滴を落としその音を愉しむ日本庭園の装飾が施されていて、朝は、この音と、小鳥のさえずりとでとても優雅な気分に浸ることができました。

洗面室とトイレ

洗面室兼トイレもゆったりとしています。

お茶セット

お茶セットお充実していて、お部屋でもゆっくりくつろぐことができます。お部屋のお茶菓子として置かれていたきび団子を美味しくいただきましたが、写真を撮り忘れてしまいました。

コヒーもお茶缶もかわいい。

吉井旅館のたたずまい

タイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気が存分に楽しめます。

玄関

はっと驚く玄関のお人形

ロビー

畳の椅子からは骨董品が眺められます。

食事の部屋

夕食

素敵に華やかに生け花が飾られ、明るく豪華な雰囲気の夕食の部屋。

朝食

通りから朝の光がそっと差し込む朝食の部屋。気持ちよく朝食をいただくことができます。

お風呂

予約制のお風呂。お掃除前に片方だけお写真撮らせていただきました。

吉井旅館へのアクセス

吉井旅館

〒710-0054 岡山県倉敷市本町1-29（倉敷美観地区）

電話 086-422-0118

• 岡山空港から車で50分
• 山陽自動車道倉敷ICから車で10分
• 瀬戸中央自動車道早島ICから車で10分
• 倉敷駅から徒歩10分

サイトのクチコミをチェック

クチコミ評価は★4.65(29件）と、とても高い評価です。

旅館のおもてなしの姿勢やお料理の美味しさから、また訪れたいというクチコミをしている方が多くいらっしゃいました。

★を下げた方の理由として、お品書きがないので残念というものもありましたが、だいぶ昔のコメントで、私たちがお伺いした際にはちゃんとお品書きがありました。

注文していたままかりが届く

夕食でいただいたお気に入りになったままかりを帰り際注文して帰りました。これから作るということでしたが、ままかりは数日で届きました。届いたままかりは夜まで待てず、夕方早い時間からゆっくり美味しくいただきました。

本当におすすめです。

まとめ

これまで、岡山倉敷の美観地区にある老舗割烹旅館「吉井旅館」の宿泊記をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

この地域ならではの瀬戸内で獲れた食材も味わえ、情緒あり落ち着いた雰囲気の中でいただくおもてなしのお料理は、とても美味しく充実度の高い宿泊でした。

また、とても感じのいい仲居さんのおもてなしも心地よかったです。

こちらでご紹介したことが、岡山倉敷に旅行予定の方、老舗割烹旅館が気になるという方の参考になれば幸いです。

以上、岡山倉敷の美観地区にある老舗割烹旅館「吉井旅館」の宿泊記でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。