栃木県の日光にあるクラシックホテル「日光金谷ホテル」の宿泊記です。
明治時代に建てられた日光金谷ホテルは日本で西洋の文化を取り入れたクラシックホテル発祥のホテルで、先代が海外からの要人を自宅にお招きしたことがきっかけとなり、ホテル業を営むようになったようです。
緑に囲まれた日光金谷ホテルは登録有形文化財にも指定されており、遥か昔にタイムスリップしたかのようなホテルで、歴史を存分に感じられる場所でした。
また、ホテルは世界遺産の日光東照宮のそばに建ち観光アクセスも抜群です。
まずはじめに「日光金谷ホテルがおすすめである理由」次に「別館の宿泊した部屋の様子」最後は「本館ホテル内の様子」を写真と共にお伝えします。
とても素敵なホテルでしたので、日光への観光を予定されていらっしゃる方、クラシックホテルに興味のある方は是非ご覧ください。
日光金谷ホテルがおすすめである理由5つ
- 世界遺産「日光東照宮」まで程近い距離にあるという立地
- 歴史が感じられるクラシックホテル
- 緑に囲まれた建物
- 登録有形文化財に宿泊できる
- 美味しい食事が堪能できる
日光金谷ホテルは日常から離れ、クラシックな建物の雰囲気を堪能しながら、ゆったりくつろぐ事ができるホテルです。
ホテルの周りはぐるっと一周緑に囲まれ、本館と別館に面している中庭も緑で溢れています。
どの部屋からもおそらく各部屋から敷地内の緑が見渡せるので、自分の部屋でお茶を飲みながらゆったり緑を楽しむことができる作りになっているというところも日光金谷ホテルの大きなポイントだと思います。
新渡戸稲造、アインシュタイン博士やヘレンケラーなど、国内外から数々の著名人がお部屋で寛がれていたというところにも納得です。
この後は、ホテルの様子を順番にご紹介していきます。
あふれる緑とアンティークに包まれた部屋
あふれる緑とアンティークに包まれた部屋は快適でした。
自然が感じられる部屋
部屋の大きな窓は木の枠で囲まれ、レトロな雰囲気がたっぷり。
そしてこの窓からは緑が飛び込んでくるようです。
椅子に座ってお茶を飲みながら青々としたもみじを眺めていると、自然とエネルギーが湧いてきます。
ついついお茶を飲みながら有難くクッキーをパクパク食べてしまいます。
美味しくいただきました。
お茶以外に軟水のミネラルウォーターも用意されています。
レトロな窓は4枚構造の細かい配慮あり
木枠で囲まれたレトロな窓は4枚構造になっています。
1枚目は景色を見渡せるクリアなガラス。
2枚目は光だけが入る木枠のすりガラス。
3枚目は一切の光を遮断するブラインド。
4枚目がかわいい扇の和柄の障子。
夜は朝日は一切入ってこないため、ぐっすりと眠ることができました。
着替える時はすりガラスにしてプライバシーを守りつつ光を取り入れることができます。
木の枠やすりガラスでレトロ感いっぱいの窓がとっても魅力的でした。
レトロなバスルーム
また、レトロなお風呂の感じがとってもいいですよね。
アメニティ
アメニティーも一通りそろっています。
使いやすい使い切りサイズ。
ベージュのパッケージがかわいいですよね。
日光の象徴であるもみじ柄の浴衣も用意されていましたよ。
別館の様子
部屋からの眺め、部屋の造りはそれぞれのようですが、どの部屋からも自然が堪能できる部屋の造りになっているところが日光金谷ホテルならではなのではないでしょうか。
建物の周りにはもみじの木が至る所にありました。
あふれる緑に包まれた部屋もとっても素敵でしたが、きっと紅葉の季節、秋に真っ赤に染まったもみじを眺めるのもきっと素敵ですよね。
中庭から眺めた別館
別館の1階の角の部屋はヘレンケラーも宿泊されたということでした。
豪華な彫刻の装飾がみられる別館のエントランス
別館入り口の迫力ある彫刻や爬虫類の彫刻が張り付いた壺に惹かれます。
「をす」の文字が書かれたドアがかわいいですよね。
別館の中に入るとヒノキのアロマのいい香りがしました。
夜の別館の様子
暗くなって外から見る別館のレトロな様なんとも言えません。
本館の様子
エントランス
とてもとても暑い日でしたが、車でホテルの敷地に入るとすぐに、外で待機してくださっていたホテルマンが駆け寄ってきて爽やかにお出迎えしてくださり、車の誘導と荷物の運搬をしてくださいました。
車を停めて入口へ向かうと、「KANAYA HOTEL」と書かれた看板があり、クラシックな回転扉をくぐりぬけます。
懐かしい形のポストがクラシックな雰囲気をかもしだしていますよね。
エントランスの回転扉の彫刻も複雑で、手が込んでいるのがわかります。
ホテル内の豪華な彫刻
東照宮からほど近い場所にある日光金谷ホテルの内装は、日光東照宮の宮大工が手掛けており、回転扉以外でもいたるところで日光東照宮と似通った装飾を目にすることができます。
当時の日本で見ることができなかったゾウが彫刻されているのだそうです。
レストラン以外にパーティや結婚式など、大人数でも使用できる大広間もあります。
以前使用されていたメインダイニングは現在使われていないのがもったいないほど豪華な装飾です。
フロント
小さなランプシェードが灯るフロント。
フロント正面には、この日光金谷ホテルの創業のきっかけを作り、ヘボン式ローマ字を考案したことでも有名なアメリカ人のヘボン博士や、日本旅行記でこのホテルを紹介し広めたイザベラ・バードの写真が飾られています。
ロビー
フロントを奥に進むと緑広がる中庭がゆっくり堪能できるロビーがあります。
本や新聞を読んだりとくつろぐことができます。
赤い絨毯がクラシックな雰囲気。
ダイニング
現在使われているダイニングルームの入り口。
以前はこの階が1階のメインロビーとして使われていたようです。
明るいメインダイニングは気分も上がると同時に食欲も沸いてきますね。
入り口にはアンティークの食器も飾られていましたよ。
食事の後、少し散歩をしましたが、外から眺める夜の本館メインダイニングも素敵でした。
夜のメインであるステーキはとても柔らかくて美味しかったです。
レストランでの食事の様子は別記事でご紹介していますのでそちらも是非ご覧ください。
バー「デイサイト」
食事が終わってからバーを覗きましたが、残念なことに間に合わず閉まってしまいました。
残念でした。(2021.9.12までは緊急事態宣言に伴い休業しているようです)
日光金谷ホテルへのアクセス
住所:栃木県日光市上鉢石町1300
電話:0288-54-0007
まとめ
これまで「日光金谷ホテル」での宿泊の様子をお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
国内外の著名人に愛されてきた歴史あるホテルは、自然あふれる中にあり、至る所に歴史を感じる見どころがあります。
世界遺産「日光東照宮」からほど近い立地であることも大きなポイントですよね。
また、部屋の中でも快適に過ごすことができるのは嬉しかったです。
以上、世界遺産へ好アクセスで、美味しい食事と温かいホスピタリティがあり、歴史と自然が身近に感じられる「日光金谷ホテル」の宿泊記をご紹介させていだきました。
日光への観光を予定されていらっしゃる方、クラシックホテルに興味のある方の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。