こんにちは、おなかのーとです。
青森県の白神山地の観光人気スポットといえば十二湖です。
その中でも最も人気が高いのは「青池」ではないでしょうか。
この「青池」の神秘的な深い深いブルーに目も心も奪われます。
十二湖には「青池」の他に、ミレーの絵画オフィーリアを彷彿とさせるような「沸壺の池」もあり、ブナの木に囲まれブルーにグリーンにグラデーションされながらキラキラ輝く空間は、とても神秘的です。
今回は、十二湖の中でも最も神秘的な「青池」と「沸壺の池」、「鶏頭場の池」を観光した際の備忘録です。
前半は十二湖の観光前におさえておきたい場所2カ所のご紹介と交通アクセスについて、後半は「鶏頭場の池」、「青池」、「沸壺の池」についてお伝えしていきます。
青森県にある白神山地への旅行を検討されている方、十二湖に興味のある方は是非ご覧ください。
十二湖の観光前におさえておきたい2カ所
観光前におさえておきたい2カ所は「白神山地ビジターセンター」と「森の物産館キョロロ」です。
「白神山地ビジターセンター」では観光前に情報収集を、「森の物産館キョロロ」は、十二湖を観光する際の拠点として利用利用できます。
「白神山地ビジターセンター」詳細
情報収集のため観光前に訪れたい「白神山地ビジターセンター」。
車で行けるおすすめのコースなどを教えていただけたり地図をいただけたりするので、個人旅行をする方は便利に利用できます。
白神山地ビジターセンター所在地 | 〒036-1411 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田61-1 |
電話 | 0172-85-2810 |
URL | http://www.shirakami-visitor.jp |
駐車場 | 無料 |
白神山地十二湖の観光拠点「森の物産館キョロロ」詳細
白神山地「十二湖」の「青池」・「湧き壺」などの観光拠点は「森の物産館キョロロ」になります。
駐車場、お土産物の販売、おにぎりやパンなどの軽食が食べられる小スペース、お手洗いがあります。バスの停留場も建物の前です。
森の物産館キョロロ所在地 | 〒038-2206 青森県西津軽郡深浦町松神1-56 |
電話 | 0173772781 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
駐車場 | 普通車123台/500円・大型バス5台 |
揚げカレーパンとアンパンが美味しかったです。
白神山地/十二湖へのアクセス
こちらでは、「白神山地ビジターセンター」付近にある宿、「星野リゾート界・津軽」から白神山地の「十二湖」までのアクセスについてお伝えしていきます。
(参考:青森県深浦町観光公式サイトには、白神山地の「青池」や「沸壺の池」など観光についての詳細が記載されています。)
車で行くアクセスとルート
宿泊先の「星のリゾート/界 津軽」から岩木山を迂回するように海沿いの国道101号を車で約2時間40分進みました。
「県道28号 岩崎西目屋弘前線」は未舗装の個所が多く危険性のある道路のため、国道101号は遠回りになるルートになります。
出発ー到着 | 星のリゾート界津軽ー十二湖 |
利用した道 | 国道101号 |
検討したけれど利用しなかった道 | 県道28号岩崎西目屋弘前線 |
実際の所要時間 | 2時間40分 |
渋滞のしなかった場合の所要時間 | 2時間 |
白神山地ビジターセンター付近から岩木山を通り海岸沿いを走る国道101号は、片側1車線の追い越し車線がほぼ無いに等しい道路。
私たちが行った日は8月の平日でしたが、緩やかな渋滞個所がいくつかあり、地図上の所要時間は2時間となっていますが、実際には車で2時間40分かかりました。
事前に「白神山地ビジターセンター」で、白神山地「青池」までのルートを確認したところ、ショートカットの道は危ないので「海沿いを通ってください!」との説明がありましたが、真夏の渋滞はかなりこたえました...
途中、風力発電用の風車を何基も見かけました。
がんばってくれてる。
電車と路線バスで十二湖へアクセス
十二湖に行く路線バスに乗るには、「五能線/十二湖駅」を目指すのがよさそうです。
ここでは弘前駅を拠点として考えてみました。
電車+バスのルート(弘前ー十二湖)
- 電車/2時間半JRリゾートしらかみ弘前駅
- バス/5分十二湖線十二湖駅
- 徒歩/1分アオーネ白神十二湖
所要時間(弘前ー十二湖)
弘前から電車で「五能線/十二湖駅」までは電車で約2時間35分。
「五能線/十二湖駅」から徒歩15分、バス5分で「アオーネ白神十二湖」に着きます。
路線バスの本数が少ないです。
最寄りの宿泊施設
最寄りの宿泊施設には、「アオーネ白神十二湖」「不老不死温泉」があります。
「アオーネ白神十二湖」は、十二湖まで宿泊施設からの無料バスを利用できます(宿泊者のみ)。
レンタカーのすすめ
運転ができるのであれば、利便性を考えるとレンタカーを利用した方がいいかもしれません。
バスツアー
弘南バスでは東京の新宿や上野、横浜から青森・弘前まで高速バスもでているようでした。
詳細は路線バス会社「弘南バス」へお問い合わせください。
車やレンタカーを使わない場合はツアーがおすすめ
自然にあふれた十二湖へ行くなら、空港や主要JRの駅から車やレンタカーを利用していただくと便利ですが、車やレンタカーを使わない場合は、断然便利なのはツアーです。
検索してみた限りではJTBのツアーがおすすめでした。
絶対に見たい白神山地十二湖の3選!
やっと到着した十二湖での散策。
絶対に見たい白神山地の十二湖は、「青池(あおいけ)」「沸壺の池(わきつぼのいけ)」「鶏頭場の池(けとばのいけ)」の3つです。
鶏頭場(けとば)の池
キョロロから鶏頭場(けとば)の池を左手に青池へ進みます。
鶏頭場の池は、十二湖の中でも大きい方の池です。
気持ちよさそうに日光浴をしている鳥にも出会いました。
Googleで画像検索すると「カワウ」で出てきますが、これは「カワウ」でしょうか?
青池
神秘的なコバルトブルーを放つ「青池」。
ブナ林の隙間から明るい日差しが降りそそぎ、落ち葉をも光輝かせてくれています。
深いところでは10m近くもの水深があり、その深さや水中に含まれる成分、光の当たる角度によっても水面の色がグラデーションのように様々のブルーに見えます。
沸壺の池
エメラルドグリーンにキラキラ輝く「沸壺の池」。
ブナの木に囲まれ、葉が池にはらはらと落ち、そこに光が差し込むという、なんとも神秘的な光景を眺めることができました。
私の中では、まさにここはミレーの絵画オフィーリアの世界です。
シェイクスピアのハムレットに登場する王妃オフィーリアを落ち葉拾いで有名なフランスの画家ミレーが、悲しみに暮れた王妃オフィーリアが川の中に静かに横たわるという姿を描いた作品です。
物語の中では川に静かに横たわりそのまま帰らぬ人となりますが、この池ならば神々しく差し込む光に包まれ守ってもらえそうです?
十二湖を散策する方へのプチ情報
十二湖を散策する方へのプチ情報です。
難易度の低い散策道
ほとんどが平坦な道で、何か所か上り道や階段がある程度、主要スポットだけであれば3時間くらいで散策できるため、体力のない方にもお勧めです。
夏は服装に注意
夏はハチが多いのが難点。
私は、白っぽい色の長袖をはおり、帽子をかぶってなんとかしのぎました。
長袖と帽子はなくても大丈夫ですが、あると重宝します。
舗装された道路がほとんどですが、池にたどり着くまでには山道に入ります。ぬかるんでいる場合もあるので、足元はスニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
十二湖は世界遺産ではない
残念なことに、十二湖は、白神山地の中にあるのですが、ぎりぎり世界遺産の地域の中には含まれていません。
こんなに神秘的で美しい場所なのに、世界遺産でないということに驚きです。
白神山地は、ブナの原生林というところで世界遺産に登録されているので、池の美しさを主張して世界遺産の仲間に入れてもらうというのは難しいのでしょうか?
まとめ
これまで白神山地の十二湖の中でも最も人気ある観光スポット、とても神秘的な「青池」と「沸壺の池」、「鶏頭場の池」についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。
十二湖を訪れる前は、「青池」をオフィーリアの世界であるかのように感じていましたが、「沸壺の池」の方が、深い深いエメラルドグリーンでより一層オフィーリアの世界感を放っているように感じました。
白神山地の十二湖の散策は、神秘的な美しさを眺め、その世界に浸ることができるおすすめの観光スポットです。
白神山地ビジターセンターや星野リゾート界津軽からの海沿いを車で進む十二湖までの道のりは、平日でも渋滞に巻き込まれる可能性もあり注意が必要ですが、渋滞があったとしても絶対に見てほしいおすすめの池。
公共の交通機関では時間がかかり、行きにくい場所でありますので、空港や駅からレンタカーで移動するか、ツアーを予約してしまうのがおすすめです。
以上、白神山地の十二湖の中でも最も人気ある観光スポット、その名のとおり鶏の頭の形をしている「鶏頭場の池」、神秘的な「青池」と「沸壺の池」のご紹介でした。
青森県にある白神山地にご旅行予定の方、興味のある方の参考になれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。